AVANTI 2002-10-05「アジアの旅」#須永 晃
〜雑記〜
久しぶりの投稿です。
今年始めた品出しのパートが六ヶ月が過ぎました。
女性スタッフとのコミュニケーションに戸惑う毎日ですが、これも自分に課された試練と捉えてやり過ごしています。(゚∀゚)
さて、今年も残すところわずかとなりましたね。
就職、介護、家の修繕、給与未払い(初めて労基署に行きましたよ)等、いろいろあった一年でしたが、昨年に引き続きプチ旅行にも行けたし、総じて幸せな一年でしたよ。
来年も人生ハッピーに行きましょうや!
今日のお話は、 AVANTIから「アジアの旅」です。ヽ(´∀`)ノ
・・・
(教授)
カウンターの一番奥の席では、シンガポールの投資顧問会社NDCインベストメントの代表、須永 晃さんが常連さんとカクテルグラス片手にシンガポールの話で盛り上がっておられますねぇ。須永さん達のお話にもちょっと聞き耳を〜。
(ジャズ♪)
(おしゃべりな常連さん)
須永さん、シンガポールには頻繁に行かれてるみたいですけど、めちゃめちゃ暑いじゃないですか。
(須永 晃)
ただ、私も行ったり来たり仕事があれしてますけど、シンガポールの方が住みやすいですね。その理由はまず東京はシンガポールよりもっと暑くなります。シンガポールは赤道直下ですけど・・・。
(おしゃべりな常連さん)
直下ですよね、ほんとに。
(須永 晃)
ええ。島なんで、周り海に囲まれてますから、まず気温の変動がないんですね。常時同じぐらい。しかもその暑さは、まあ日本のいわゆる熱帯夜よりはですね、はるかにずっと涼しいんです。最高気温はだいたい32度ぐらいまでしか上がりません。
(おしゃべりな常連さん)
えーっ!本当に?
(須永 晃)
ええ。30度代後半には行ったことがないはずですね。まして40度っていうのは今まで記録されてない。
(おしゃべりな常連さん)
今東京で真夏に32度代だから・・・今日大丈夫だねって言ってますよ・・・本当?
(須永 晃)
ただ、寒い日もないんですね。寒くても一日の最高気温だと27度ぐらいまで上がりますから・・・。
(おしゃべりな常連さん)
ああそうかっ、シンガポールって冬もないんですね。
(須永 晃)
ないですね、はい。
(おしゃべりな常連さん)
今おっしゃったのが、365日そうなんですね?・・・最高でも32度、最低でも27度ぐらい。
まず第一に向こうに行くと生活レベルが急に上がりませんか?
(須永 晃)
そうですね。ものすごく豊かな国ですね。
(おしゃべりな常連さん)
なんでなんだろう。つまり、物価が日本に比して安いってことですか?
(須永 晃)
まあ・・・最近の調査はちょっとアップデートしてないですけど、わたしが以前シンガポールへ来た当初なんかでしたら大卒初任給が日本と同じって言われてたんですね。
ということは、要は働く人の所得はですね、日本とあまり変わらないわけです。で、日本の場合は所得は世界で最も高いかもしれませんけど、使う金は多いわけですね。(日本は)要はもう3世代にわたって払わなきゃ家も買えないみたいな国ですから。(シンガポールは)それがないんですね。
シンガポールの場合は家がものすごく安く政府によって供給されます。全員一回だけですね、公団を買う権利が与えられるんですけど・・・。
(おしゃべりな常連さん)
全員に一回与えられるんだ〜。
(須永 晃)
・・・それが一千万円台で・・・4ベッドルーム・5ベッドルームの大理石張りのすごい豪華マンションですから、それを人生の中の大きな買い物はそれで終わりですからね。日本と同じ収入があって一千万ちょっとで家を買うとですね、あと全部使っていいってことですね。
(おしゃべりな常連さん)
むちゃむちゃ余りますね・・・日本人に比べて。
(須永 晃)
そうですね。実は、車が世界で一番高いことでも有名なんですけど、にも関わらず高級車、ベンツのですね、比率が一番高い国でもあるんですね。
(おしゃべりな常連さん)
それは、家が一千万で済んじゃうから。
(須永 晃)
そうですね。家のローンを払い終わるともう次は車しか買うものないですね(笑)。
(おしゃべりな常連さん)
それは割と簡単に払えちゃうでしょうねえ。
(須永 晃)
車が一千万円以上しますからねぇ。
(おしゃべりな常連さん)
家と同じぐらいするの?(笑)
(須永 晃)
家より高いですね。ベンツだのポルシェだの乗ろうと思ったら家より高いですね。
(おしゃべりな常連さん)
ひえ〜。それは、車に対してすごい税金がかかってるってことですね?高級車に。
(須永 晃)
そうです。それは渋滞を起こさせないために、台数を制限してますから。月に要は買える車の台数は決まってます。
(おしゃべりな常連さん)
あぁそうか。需要と供給の関係で値段が上がっちゃう。
(須永 晃)
そうです。当然みんなお金持ちですから欲しいわけですけど、じゃあ欲しいなら競り落としなさいと。競りになるんで、ものすごく高く、まあ景気にもものすごく大きく左右されますけれど。高ければ何百万でしょうねえ、六百万・七百万、所有権だけで、まず買わなきゃいけないと。
今、かなり値下がりしてきて、二百五十万ぐらいまで下がったですかね。ただ、景気のいい時期ね、バブルの頃には、カローラが新車でだいたい一千万円ぐらいしましたね。今だと六百万円ぐらいで買えるんでしょうかね。
(おしゃべりな常連さん)
う〜ん、なんか良いんだか悪いんだか分かんない・・・。
(須永 晃)
ただ・・・タクシーも安いですし、まあ、二ドルとかですから、初乗り百何十円で乗れるわけですね、タクシーも。で、電車・バスに至っては数十円。ですから、公共の交通手段はものすごく安く供給されています。
(おしゃべりな常連さん)
これ、でも、今ちょっと伺うと、そういう家とか基本的なモノがむちゃくちゃ安い。車ってある意味なくても生きていけるもんだから嗜好品じゃないですか。
(須永 晃)
おっしゃる通りです。
(おしゃべりな常連さん)
それはすごい税金かけて、すごい高い・・・実に合理的ですよね。
(須永 晃)
実に合理的なまともな・・・。
(おしゃべりな常連さん)
で、もっと言うと、なんかものすごくうまく機能している共産主義みたいな感じ?
(須永 晃)
おっしゃる通りですね・・・まぁ、私どもで明るい北朝鮮と呼んでるんですけどね(笑)・・・・表現が良いか悪いかは・・・。
(おしゃべりな常連さん)
独裁なの? もしかして。
(須永 晃)
独裁じゃもちろんないです。民主主義ですけど、国民の99%がですがね、一人の人を支持してるんですね。
(おしゃべりな常連さん)
リー・クアンユーですよね。
(須永 晃)
そうですね。
(おしゃべりな常連さん)
それは、リー・クアンユーのやってることは無茶苦茶・・・グッドだから・・・。
(須永 晃)
全部正しいから・・・みんなが支持してるってことですね。
(おしゃべりな常連さん)
世界で最も幸福な政治体制かもしれないですね。
(須永 晃)
まあ、わたくしも仕事柄いろんなとこ住みましてね、アメリカにもイギリスにももちろん東京生まれで東京にも住んでますけど、一番よくできた国。国家としては一番良い仕事をしてますね。
(おしゃべりな常連さん)
はあー。
(須永 晃)
シンガポールは良い国を作るために世界中を勉強してるわけです。例えばお役人はですね、みんな外国へ留学して、アメリカとかイギリスとかオーストラリアとか日本とかね、いろんなとこに行って、いろんな勉強してきた人間が戻ってきて、で、さあどのシステムが一番良いかなと。金融はスイスが良いねと。うちみたいな国はスイスと同じようにして生きていったら儲かるよと。で、スイスの法律をそのまま導入しちゃうと。
例えば、産業振興はね、ハイテクとかを伸ばすためにはこれは日本の政策良いねと。で、日本のモノをモデルにやったり、で、社会インフラを作るにはやっぱりイギリス式だとかアメリカ式だとか、いろんな良いとこをとってますから・・・よく研究してますよ。
(おしゃべりな常連さん)
いいとこ取り・・・。
(須永 晃)
よく研究してますよ。
(おしゃべりな常連さん)
今お話伺って、これがいいですよ、日本は。シンガポールを全部真似すれば・・・。
(須永 晃)
おっしゃる通りですね。なぜなら、いろんな要素が似てますから・・・狭い、日本よりもっと狭いわけですよ・・・淡路島ぐらいしかない島ですからね・・・そこに三百五十万人の人口がいて・・・。
(おしゃべりな常連さん)
淡路島に三百五十万人住んでんの?(笑)すごいなー。
(須永 晃)
で、じゃあ、どうなの?と。住宅問題あるの? ないんですね。渋滞は? ないんですね。犯罪は? ないんです。汚職さえもない。ですから、要は都市の病気とか、大きな国家の病気って言われているような、これは治せないんじゃないかと言われているようなものも全部解決してるんです。シンガポールっていう国は。
(おしゃべりな常連さん)
本当にみんなシンガポールに行った方がいいですね・・・もっとね。勉強しに。
(須永 晃)
勉強は絶対すべきだと思いますね。
(音楽♪)
・・・
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
久しぶりの投稿です。
今年始めた品出しのパートが六ヶ月が過ぎました。
女性スタッフとのコミュニケーションに戸惑う毎日ですが、これも自分に課された試練と捉えてやり過ごしています。(゚∀゚)
さて、今年も残すところわずかとなりましたね。
就職、介護、家の修繕、給与未払い(初めて労基署に行きましたよ)等、いろいろあった一年でしたが、昨年に引き続きプチ旅行にも行けたし、総じて幸せな一年でしたよ。
来年も人生ハッピーに行きましょうや!
今日のお話は、 AVANTIから「アジアの旅」です。ヽ(´∀`)ノ
・・・
(教授)
カウンターの一番奥の席では、シンガポールの投資顧問会社NDCインベストメントの代表、須永 晃さんが常連さんとカクテルグラス片手にシンガポールの話で盛り上がっておられますねぇ。須永さん達のお話にもちょっと聞き耳を〜。
(ジャズ♪)
(おしゃべりな常連さん)
須永さん、シンガポールには頻繁に行かれてるみたいですけど、めちゃめちゃ暑いじゃないですか。
(須永 晃)
ただ、私も行ったり来たり仕事があれしてますけど、シンガポールの方が住みやすいですね。その理由はまず東京はシンガポールよりもっと暑くなります。シンガポールは赤道直下ですけど・・・。
(おしゃべりな常連さん)
直下ですよね、ほんとに。
(須永 晃)
ええ。島なんで、周り海に囲まれてますから、まず気温の変動がないんですね。常時同じぐらい。しかもその暑さは、まあ日本のいわゆる熱帯夜よりはですね、はるかにずっと涼しいんです。最高気温はだいたい32度ぐらいまでしか上がりません。
(おしゃべりな常連さん)
えーっ!本当に?
(須永 晃)
ええ。30度代後半には行ったことがないはずですね。まして40度っていうのは今まで記録されてない。
(おしゃべりな常連さん)
今東京で真夏に32度代だから・・・今日大丈夫だねって言ってますよ・・・本当?
(須永 晃)
ただ、寒い日もないんですね。寒くても一日の最高気温だと27度ぐらいまで上がりますから・・・。
(おしゃべりな常連さん)
ああそうかっ、シンガポールって冬もないんですね。
(須永 晃)
ないですね、はい。
(おしゃべりな常連さん)
今おっしゃったのが、365日そうなんですね?・・・最高でも32度、最低でも27度ぐらい。
まず第一に向こうに行くと生活レベルが急に上がりませんか?
(須永 晃)
そうですね。ものすごく豊かな国ですね。
(おしゃべりな常連さん)
なんでなんだろう。つまり、物価が日本に比して安いってことですか?
(須永 晃)
まあ・・・最近の調査はちょっとアップデートしてないですけど、わたしが以前シンガポールへ来た当初なんかでしたら大卒初任給が日本と同じって言われてたんですね。
ということは、要は働く人の所得はですね、日本とあまり変わらないわけです。で、日本の場合は所得は世界で最も高いかもしれませんけど、使う金は多いわけですね。(日本は)要はもう3世代にわたって払わなきゃ家も買えないみたいな国ですから。(シンガポールは)それがないんですね。
シンガポールの場合は家がものすごく安く政府によって供給されます。全員一回だけですね、公団を買う権利が与えられるんですけど・・・。
(おしゃべりな常連さん)
全員に一回与えられるんだ〜。
(須永 晃)
・・・それが一千万円台で・・・4ベッドルーム・5ベッドルームの大理石張りのすごい豪華マンションですから、それを人生の中の大きな買い物はそれで終わりですからね。日本と同じ収入があって一千万ちょっとで家を買うとですね、あと全部使っていいってことですね。
(おしゃべりな常連さん)
むちゃむちゃ余りますね・・・日本人に比べて。
(須永 晃)
そうですね。実は、車が世界で一番高いことでも有名なんですけど、にも関わらず高級車、ベンツのですね、比率が一番高い国でもあるんですね。
(おしゃべりな常連さん)
それは、家が一千万で済んじゃうから。
(須永 晃)
そうですね。家のローンを払い終わるともう次は車しか買うものないですね(笑)。
(おしゃべりな常連さん)
それは割と簡単に払えちゃうでしょうねえ。
(須永 晃)
車が一千万円以上しますからねぇ。
(おしゃべりな常連さん)
家と同じぐらいするの?(笑)
(須永 晃)
家より高いですね。ベンツだのポルシェだの乗ろうと思ったら家より高いですね。
(おしゃべりな常連さん)
ひえ〜。それは、車に対してすごい税金がかかってるってことですね?高級車に。
(須永 晃)
そうです。それは渋滞を起こさせないために、台数を制限してますから。月に要は買える車の台数は決まってます。
(おしゃべりな常連さん)
あぁそうか。需要と供給の関係で値段が上がっちゃう。
(須永 晃)
そうです。当然みんなお金持ちですから欲しいわけですけど、じゃあ欲しいなら競り落としなさいと。競りになるんで、ものすごく高く、まあ景気にもものすごく大きく左右されますけれど。高ければ何百万でしょうねえ、六百万・七百万、所有権だけで、まず買わなきゃいけないと。
今、かなり値下がりしてきて、二百五十万ぐらいまで下がったですかね。ただ、景気のいい時期ね、バブルの頃には、カローラが新車でだいたい一千万円ぐらいしましたね。今だと六百万円ぐらいで買えるんでしょうかね。
(おしゃべりな常連さん)
う〜ん、なんか良いんだか悪いんだか分かんない・・・。
(須永 晃)
ただ・・・タクシーも安いですし、まあ、二ドルとかですから、初乗り百何十円で乗れるわけですね、タクシーも。で、電車・バスに至っては数十円。ですから、公共の交通手段はものすごく安く供給されています。
(おしゃべりな常連さん)
これ、でも、今ちょっと伺うと、そういう家とか基本的なモノがむちゃくちゃ安い。車ってある意味なくても生きていけるもんだから嗜好品じゃないですか。
(須永 晃)
おっしゃる通りです。
(おしゃべりな常連さん)
それはすごい税金かけて、すごい高い・・・実に合理的ですよね。
(須永 晃)
実に合理的なまともな・・・。
(おしゃべりな常連さん)
で、もっと言うと、なんかものすごくうまく機能している共産主義みたいな感じ?
(須永 晃)
おっしゃる通りですね・・・まぁ、私どもで明るい北朝鮮と呼んでるんですけどね(笑)・・・・表現が良いか悪いかは・・・。
(おしゃべりな常連さん)
独裁なの? もしかして。
(須永 晃)
独裁じゃもちろんないです。民主主義ですけど、国民の99%がですがね、一人の人を支持してるんですね。
(おしゃべりな常連さん)
リー・クアンユーですよね。
(須永 晃)
そうですね。
(おしゃべりな常連さん)
それは、リー・クアンユーのやってることは無茶苦茶・・・グッドだから・・・。
(須永 晃)
全部正しいから・・・みんなが支持してるってことですね。
(おしゃべりな常連さん)
世界で最も幸福な政治体制かもしれないですね。
(須永 晃)
まあ、わたくしも仕事柄いろんなとこ住みましてね、アメリカにもイギリスにももちろん東京生まれで東京にも住んでますけど、一番よくできた国。国家としては一番良い仕事をしてますね。
(おしゃべりな常連さん)
はあー。
(須永 晃)
シンガポールは良い国を作るために世界中を勉強してるわけです。例えばお役人はですね、みんな外国へ留学して、アメリカとかイギリスとかオーストラリアとか日本とかね、いろんなとこに行って、いろんな勉強してきた人間が戻ってきて、で、さあどのシステムが一番良いかなと。金融はスイスが良いねと。うちみたいな国はスイスと同じようにして生きていったら儲かるよと。で、スイスの法律をそのまま導入しちゃうと。
例えば、産業振興はね、ハイテクとかを伸ばすためにはこれは日本の政策良いねと。で、日本のモノをモデルにやったり、で、社会インフラを作るにはやっぱりイギリス式だとかアメリカ式だとか、いろんな良いとこをとってますから・・・よく研究してますよ。
(おしゃべりな常連さん)
いいとこ取り・・・。
(須永 晃)
よく研究してますよ。
(おしゃべりな常連さん)
今お話伺って、これがいいですよ、日本は。シンガポールを全部真似すれば・・・。
(須永 晃)
おっしゃる通りですね。なぜなら、いろんな要素が似てますから・・・狭い、日本よりもっと狭いわけですよ・・・淡路島ぐらいしかない島ですからね・・・そこに三百五十万人の人口がいて・・・。
(おしゃべりな常連さん)
淡路島に三百五十万人住んでんの?(笑)すごいなー。
(須永 晃)
で、じゃあ、どうなの?と。住宅問題あるの? ないんですね。渋滞は? ないんですね。犯罪は? ないんです。汚職さえもない。ですから、要は都市の病気とか、大きな国家の病気って言われているような、これは治せないんじゃないかと言われているようなものも全部解決してるんです。シンガポールっていう国は。
(おしゃべりな常連さん)
本当にみんなシンガポールに行った方がいいですね・・・もっとね。勉強しに。
(須永 晃)
勉強は絶対すべきだと思いますね。
(音楽♪)
・・・
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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